切端日記

9月21日

台風15號の影響で、東京都國立市も晝下がりから夜の始まりにかけて暴風雨に襲はれました。僕はその頃會社で仕事をしてゐましたが、風により社屋が激しく搖れ、ちよつと醉ひさうになりました。

9月18日

この日、テレビの點檢がありました。

東京驛近くの八重洲ブックセンターのギャラリーへ、驛と鐵道を描く畫家・松本忠さんの個展を觀に行つてきました。松本さんは福島に縁の深い方なので、震災以來少し心配してゐたのですが、ギャラリーでお會ひしてみると以前に變はらずお元氣さうな樣子で、安心しました。

奧樣の浅田志津子さんもギャラリーにいらつしやいました。浅田さんは詩人で、朗讀を良くされる方ですので、先日の朗讀會の報告のやうなことをお話ししました。

9月17日〜20日

野嵜健秀さんにツイッターで聲をかけていただいて、押井徳馬さんの編輯する正かな同人誌に短歌を掲載させていただくことになりました。雨を五首、風を五首詠み(雨のお題はacyさんから提案いただいたものです)、20日にメールで提出しました。

全ページ正かなづかひといふ畫期的な同人誌、しかも參加してゐるのは正かな界の重鎭の方々(?)なのですから、これは下手なものは出せないぞと、それなりに力を入れて詠みました。その後お話をうかがつたところではおほむね好評のやうですが、どうなんでせう。歌の良し惡しは自分では判らない、これは本當のことであり、不思議なことでもあります。無事本が出來上がつた曉には、何とか手段を講じて、師範にも見ていただかうかと考へてゐます。

9月5日以降9月17日頃迄

朗讀會に向けては案内葉書やプログラムをデザインしたり、讀みを練習したりしてゐた譯ですが、それらがなくなつた9月5日以降は氣持の張りも無くなり相當自墮落な感じになり、自分でも焦りました。

そんな中、これは仕事で、國立市内の古本屋さんを巡ることとなりました。何しろ自分は電話をかけたり人に會つて話を聞いたりするのが苦手なので、滑り出しはかなり憂鬱でしたが、いざ行動を始めてみると、好きな本を澤山見ることが出來る譯なのでどんどん樂しくなつていきました。まあ、仕事として記事にまとめるのはいつも通りに大變でしたが……。でも、いい體驗をさせていただいたと思ひます。

しかしこの間、それぞれのお店でつい本を買つてしまふので、結果的にかなりの散財になつてゐたのも事實です。

9月4日

明大前キッド・アイラック・アート・ホール地下カフェ「槐多」での朗讀會「すやまたけしさんの作品を讀む會」當日です。朗讀會直前といふのに、この前日にはイラストのトレースなどをしてをり、さらに當日の午前中には溜つた洗濯物を片付けるためコインランドリーに行つたので、そんなこんなでやや眠い感じでの會場入りです。

會場に着いてみると、もうおびきさんがいらしてゐました。やがて平岡さんも來場し、お店の方と相談・準備などしつつ、お客樣を待ちました。

豫めシミュレーションをしてゐたにも關はらず、20名のお客樣でお店は超滿員状態に。もう少し少ない人數で締め切つたはうが良かつたかも知れません。不慣れな僕らは飮み物のオーダーをなかなか通すことが出來なかつたりでてんやわんやでした。

朗讀會は平岡さんの詩の朗讀・僕のメルヘンの朗讀・おびきさんのメルヘンの朗讀といふ次第で行はれました。勿論、讀まれる作品は全てすやまさんが遺されたものですが、僕はわがままを言つてすやまさんに捧げるといふ名目で自作の短歌を八首讀ませていただきました。平岡さんはこの朗讀會シリーズで何度も詩を讀まれてゐる譯ですし、おびきさんは演劇の經驗があるのでこれまた萬全です。そんな中、僕はと言へば人前で朗讀するのがこれが初めてのことでした。本人は緊張してゐないつもりだつたのですが、後で皆さんに訊いてみたら、少し走り氣味だつたさうです。練習の成果を十全には出せなかつたやうです。

この日に向けた練習ですやまさんのメルヘン作品を繰り返し讀んで、改めて「ああ、僕はかういふのが書きたかつたんだ」と思ひました。

そして聲を出しての表現は非常に難しいものであることが、自分でやつてみてよく判りました。これからはアナウンサー・ラジオでしやべつてゐる人々・聲優の皆さんを、決して馬鹿にしないやうにしようと心に誓ひました。

同じく槐多で行はれた打ち上げには、平岡さん・おびきさんはもとより、わざわざ聽きに來てくださつたWさん・Hさん・Mさん・Fさんなどが參加してくださいました。そして何とこの日は、笹公人師範迄いらしてくださつてゐたので、樂しい酒がつい進み過ぎる感じでした。

9月2日

「図案文字大辞典」(矢島週一著、大文館書店)を古書店で入手し、個人的に大昂奮してゐました。

8月28日

東大和市民プールで少し泳ぎました。その後、武藏村山のイオンモールに寄つて、囘轉寿司を食べました。これが個人的な夏の王道コースです。でも結局今年は、これが泳ぎ納めになりました。

8月27日

みんなの展示場で、本番の繪の審査をしました。應募總數71點を見ていくのは、展示のお手傳ひであらかじめ目を通してあるとは言ひ乍ら、やはりなかなか大變なことでした。しかし、素敵な作品が多く、繪を見ていくこと自體は樂しいことでした。

審査後、館長がおうどんをご馳走してくださいました。その時、僕は弱氣なことを言ひました。短歌で喰つていくだなんて、それは絶對無理なことです。先行きは實は結構不安なのです、そんな不安を見て見ぬ振りをして、僕は目の前にあることをがんばつていくしかないです。

8月23日

この日がこの夏の初泳ぎになりました。武藏村山市の野山北公園プールに向けて自轉車を走らせましたが、いざ現地に着いてみると、このところの天候の不順により氣温・水温ともに低く遊泳はお斷わりしてゐるとのこと。殘念に思ひつつ、進路を變へて、多摩大橋のそばにある昭島のプールに行くことにしました。iPhoneで地圖を見て、この二つのプールがほぼ一本道でつながつてゐることが判つた時には、少し驚きました。

昭島のプールでの初泳ぎは樂しいものでしたが、こちらもやはり水は冷たく、そのせゐか息繼ぎが上手く出來なかつたり、體の平衡感覺がだんだんなくなつてきたりして難澁しました。あまり前に進みませんでしたし。部屋に歸つて、例年と同じやうにお腹を壞してしまつたのは、冷たい水で體を冷やしてしまつた爲でせう。

さういへば、この日記に書くことをすつかり忘れてゐましたが、9月4日に明大前のキッド・アイラック・アート・ホールの地下にあるカフェ「槐多」で朗讀會をすることになつてゐたのでした。斷片的な情報はこれ迄にもここに書いてきましたが、ちやんとまとめると、今度の朗讀會は去る6月12日に急逝されたメルヘン作家のすやまたけしさんの作品を詩人の平岡淳子さん・メルヘン作家のおびきみつこさん・そして何故か僕が朗讀するといふ企劃です。朗讀の他にも、僕は自ら志願してダイレクトメールやプログラムのデザインをしてゐました。

8月26日頃、會場の定員に達しましたので、無事豫約を〆切りました。これから當日に向けて朗讀自體の練習と各種印刷物の用意を進めなければならないです。

8月22日

映畫を2本見ました。

1本目は「コクリコ坂から」。キザな二枚目の水沼君のキャラクターは本當に良かつた。理事長の背廣のセンスも拔群。哲學研究部部長の、左官屋の娘との戀の行方も氣になるところです。

ただ、感情が爆發する感覺がこの映畫からは感じられませんでした。泣いたり叫んだりもありますが、かなり控へめに演出されてゐます(大粒の涙はこれからのジブリ作品の傳統になるのか?)。ですからこれを「耳をすませば」の續編ととらへることは難しいのではないかしら。聲の出演も、あまり上手くいつてゐないやうに思はれました。大袈裟だつたり、逆に弱々しかつたりで。

もう1本はまたカーズ2、今度は3D上映を見ました。やはり面白かつた。街のスケール感が迫つてくる感じでした。

8月21日

今日から3日間、夏休みといふ名目で聯休です(今日は雨が降つてゐますが)。今のうちに、思ひ出せることを書いておかうと思ひます。

8月7日には、夢の島公園陸上競技場を會場として行はれた音樂フェスティバルWorld Happiness 2011に行つてきました。このフェス、毎年トリで出演するYMOは別格として、今年もスチャダラパーとサカナクションを聽けたのが嬉しかつたです。スチャダラパーは怒りとユーモアのバランスが絶妙でした。サカナクションは壓倒的な演奏力と山口さんの大きな口が健在、本當に樂しさうに演奏してゐました。何故だか、サカナクションの時間だけスモーク等の特殊效果が派手に使はれてゐて、何故だらう、これも錢の力だらうか?などと同行の者とふざけあつたりしてゐました。

またFennesz+Sakamotoと神聖かまってちゃんとは、別段聽衆の皆樣に判つてもらはなくてもいい音樂を演奏してゐるといふ意外な共通點がありました。

この日はとにかく暑く、しかもリトルクリーチャーズの演奏中雷雨になるといふ大變な日でした。それでも半日間、樣々な音樂をたつぷり樂しむことが出來ました。

(確か)8月13日、映畫「カーズ2」を觀ました。スパイ映畫だつたので驚いた。擬人化された自動車達が物語を繰り廣げるこの映畫、やはりカーレースやカーチェイスのシーンは取り分けわくわくします(カー自身がカーチェイスをしてゐるので何だかこんがらがつてくる)。惜しむらくは、僕自身には自動車の知識がないので、細部の小ネタに理解が及びませんでした。パリにシトロエンが、イタリアのとある街ではフィアットが澤山走つてゐるくらゐのことは判りましたが、自動車の車種や機械に詳しい人ならもつともつと樂しめることでせう。

カーズ2は3D上映も行はれてゐますが、この時はあへて2D上映を觀ました。3Dは樂しいですが、專用眼鏡のせゐでやや畫面が暗く感じられ、また觀終ると少々疲れるのでこの日はさういふ選擇にしました。館にかかつてゐるうちに3D上映のはうも觀に行くつもりです。また地元の館ではどうも吹き替へ版しか上映しないらしいので(ジローラモさんの吹き替へは最高!)、DVDのリリースも樂しみです。

8月21日自體について。すごく久しぶりに、みんなの展示場中村洋久繪畫館(錦町館)に行きました。繪の審査に行つたつもりだつたのですが、僕の勘違ひでまだ審査すべき繪の展示前で、急遽その展示をお手傳ひすることになりました。なかなか大變な作業でしたが、館長は毎囘こんな大變な作業をしてゐるんだと感心しましたし、ほとんどの作品をあらかじめ見ることが出來たので、實地の審査がスムーズにいきさうです。

7月10日から8月10日迄の出來事

7月10日 まどか☆マギカDVD3枚目付屬のドラマCDを聽いて大笑ひ。以降、何故か平均して1日に1囘は聽く「愛聽盤」に。

7月11日〜7月15日 月例仕事の繁忙期。この頃から打ち合はせ(7月31日)の直前迄、朗讀會案内葉書のデザイン・修正。

7月15日 印刷機を操る。

7月17日 半分仕事がらみで寫眞撮影に外出。

7月18日 「海の日」だが出勤。ローソンのまどか☆マギカキャンペーン終了。後半は何も當てられず。悲しい。

7月18日〜7月22日 月例仕事の第二繁忙期。

7月18日〜7月30日 この頃、東北地方の避難所について調査。

7月23日 印刷機を操る。

7月24日 日曜日だが惡天候の爲に外に出られず(?)、少々集中してツイート。

7月25日 コンビニにAmazonからのDVD着、受取。

7月31日 朗讀會の打ち合はせ、明大前にて。

8月7日 (震災から150日目)朗讀會案内葉書の電話番號に間違ひとの報、外出前の時間に慌てて修正。

world happiness 2011。その後、飮み屋でほんの些細なトラブル。

8月8日 校正を戻す。

8月10日

そしてまた時は過ぎ去り……ちよつと日記は休まうか、とすら考へ始めてゐます。

手帳を見返してみても空白が多く(つまり書き込むことをサボつてゐた)、いつ何をしてゐたのかの復元が難しくなつてきました。この際、練習や、各種準備もあることだから、朗讀會當日の9月4日が過ぎる迄本當に日記は休まうかしら?それ迄、いろいろなことをこなしつつ、手帳やツイッター、また送受信したメールの履歴などからトピックを拾ひ直す、といふ方向で、やり直してみませうか……。

7月29日〜8月5日

また時は過ぎ去り……全然日記を書いてゐないのが申し譯ない感じです。

仕事はもとより、合同歌集關係の各種やりとり、また9月に開催することになつた「朗讀會」の打ち合はせ等で、忙しくしてゐました。

7月10日〜7月28日

また長い時間が空いてしまひ……別に日記を書くことをあきらめた譯ではないのですが。

この間、比較的仕事が忙しく、また俗に馬鹿でもひかないと言はれてゐる夏風邪をひいてゐたりしました。

ツイッターのはうを見直してみると、この間買つたものは、枡野浩一さんの詩集「くじけな」(文藝春秋)、「オトナアニメVol.21」(洋泉社MOOK)、サカナクション『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』など。また、古本屋さんで本を2册ばかり、注文してゐたまどか☆マギカのDVD4枚目も屆きました。

一頃の憂鬱さからは、少し拔け出せた感じです。この日記も、思ひ出せたことから、少しづつ追加していきます。

7月10日

落ち込んでゐた、とは言ひ乍ら、先週は結構酒を飮みに行つてゐましたし、若干現實逃避氣味でした。また少し、立て直していかなければならないです。

手帳に書き込みをせず、頁が白いままのことは、調子の惡い徴です。忙しくても、ちやんとしてゐる時は、必ず豫定やメモを書き込んでゐるので。さういつた邊りから、また始めていかなければなりません。

「スコ怖スポット」、一應讀了しました。これは誤植の多い本です。まあ、人間誰しも間違ひはあるので、誤植もある程度は仕方のないことでせう。しかし、昨日迄で氣づいたところでおよそ10箇所の誤植があり、これは書店に竝ぶ本としては多過ぎるのではないでせうか。特にびつくりしたのは、POSTSCRIPTに「単行本化に人力してくれた芝崎淳さん」とあり(おそらく「尽力(盡力)」の間違ひでせう)、これでは芝崎淳さんも報はれないなあ、と思つたことです。

7月7日

落ち込みは續きますが、とあるところで讀んだSさんの話に、得心がいきました。

僕は人に會ふのが本當に苦手。しかしこんな僕にインタビューの仕事(?)が囘つてくるといふのは、やはり何かのメッセージなのでせう。

ごたごたした毎日の中のいくつかの日常を記録しておきませう。まづ、例のローソンのまどか☆マギカキャンペーン前半、僕はさやかさんTシャツだけを當てました。本當は杏子さんTシャツも欲しかつたのですが、こちらは落籤。

7月4日・5日と妙に仕事が忙しく、6日になつてやつと畫材店に行くことが出來ました。水彩色鉛筆と筆を買ひました。ステッドラー社のカラト・アクレエル、いつの間にかデザインが變はつてゐて、よりテクノつぽくなつてゐました。

この日は本も買ひました。清水幾太郎著「流言蜚語」(ちくま学芸文庫)、これは少々難しさうで、讀破出來るか判りません。それと、唐沢俊一著「スコ怖スポット」(ごま書房新社)。

6月27日〜7月3日

毎年、誕生日を過ぎた邊りで決まつて憂鬱になるのは不思議なことです。おそらくは、自分がいくつになつてもしつかりしないことに對して失望するからなのでせう。

落ち込み乍ら仕事をしてゐた他は、特にこれといつたこともなかつた日々でした。とても久しぶりに、PCではなく、手描きで繪を描いてゐたりしましたが、どちらにしても上手くいかないので惱みました。でもまあ、繪は一枚一枚が黒歴史なのですから、とりあへずは仕上げて先に進むべきでせう。途中で投げ出すのは、良くないことです。

短歌もそんな風に詠んでいかなければならないだらう、と思つてはゐるのですが。

6月26日

この日は、地元の書店で、穂村弘さんと東直子さんのトークショー「短歌の祕密」が開催される日だつたのですが、それを知つてゐ乍ら僕は豫約するのを忘れてゐました。飛び入りで何とかならないだらうか、と思つて、一應時間前に會場に行つてみましたが、やはり係の人に丁重に斷られてしまひました。情けない氣持でカレーを食べて歸りました。

今日から僕は「短歌の祕密を知り損ねた男」として生きていくことになります。

少し前、店長から「その歳になつたらコレステロールが溜るのも仕方がないことだよ」と言はれました。確かにさういふこともあるでせう。でも、僕は僕なりに、まだまだ健康に氣をつけていかなければならないです。

6月25日

DVDで、まどか☆マギカの4話・5話を見直しました。心がズキズキする感じはまだ少しあるものの、細部のリアリティに感心する程の心の餘裕をもつて鑑賞出來ましたし、この邊りのお話にはまだ笑へるところ(ツッコミ所があるといふのではなく、ユーモアが感じられる、といふ意味です)もあることに氣づいて、この1ヶ月は全く無駄ではなかつたのだ、と妙に安心しました。

まどか☆マギカについては、物語が切ないのはもう言ふ迄もないことですが、正直僕はこの物語の舞臺になつてゐる見滝原町自體が恐ろしい。例へば、恭介くんが入院してゐた病院、160階以上あるらしく、さうなるとこれはドバイのブルジュ・ハリーファ竝の高層建築です。誰が日本に(これが日本とすればだが)あへてこのやうな高層建築を建てようとするでせうか?果てしなく豐かで脆い……そんな街の描寫が、僕を不安にさせるのです。

6月22日

2011年の夏至、そして誕生日を迎へた僕は、44歳になりました。電卓少女・阿僧祇なゆたちやんに、バッチリ祝つていただきました。

一昨年、昨日と、急ぐべき仕事に追はれ、また短歌のはうに集中してゐたので、エッチな繪はお休みです。そんな中、コンビニのローソンにおいて、魔法少女まどか☆マギカのキャンペーンが21日から始まりました。これからほぼ1ヶ月に渡り、僕は伊藤園の商品を買ひ續けることになるでせう。

そんな近所のローソンから、Amazonで購入したまどか☆マギカのDVD3枚目を受け取つてきました。奇しくも誕生日プレゼント状態になりました―お金は自分で出してゐるのですが。週末、いよいよ見ます。

6月19日

6月18日、珍しく土曜日に遲く迄仕事をしてをり、幾つかの豫定をこの日にずらしました。仕事上、面白いこと、反省すべきこともありましたが、それはまた落ち着いた時にまとめることとして、この日曜日の二三の買物についてだけメモしておきます。

まづはコインランドリーで洗濯、その後久しぶりに畫材店に行き、イラスト用ボードの小さいものを5枚ばかり買ひました。ここで注意しなければならないのは、買つたことだけで滿足せず、實際の作業に取りかからなければならないといふことです。

次に書店に囘り、魔法少女おりこ☆マギカのコミックス第2卷を買ひました。なかなか凝つた構成の漫畫なのでストーリーをまだ良く把握してゐないのですが(アホです)、2卷完結といふのでは短か過ぎて、あまりに惜しいと思ひました。

6月17日

案ずるより産むが易し、といふことを思ひました。

自分も結局は「絶望好き」なのでせう。好んで落ち込んでゐるのなら、誰にも文句は言へない道理です。

大したこともしてゐないのに、疲れ切つてしまつた感じ。今週末は、務めて休まうと思ひます。

具體的なことも書かなければなりません。

6月16日

僕は何故何でも獨人でやらうとするのだらう、と惱んでゐたところに、12日、また僕のはうが生き殘つてしまふ事態があり、さらには仕事でも今迄のやり方を見直すやうに指示があつたりで、かなり氣分はズタズタでした。表向きは普通に仕事をしたり、ラジオを聽いて笑つてゐたり、エロい繪を描いてゐたりするやうに見えても、ここ數日は憂鬱でした……普段から憂鬱が癖になつてゐる僕にしてみても。

人に會ふのが苦手なのに獨人でゐることを悔しがるといふのは矛盾してをり、僕は結局自分の思ふ通りに人を動かしたいだけなんぢやないか、それつてとても冷たいことだよな、と思ひました。獨人になるのは振り返つてみれば僕が望んだこと、當面はこのままやつていくしかない譯ですが、一方では仕事上の要請もあり、僕はこのままでゐ続けることは出來ません。この年になつても、僕はまだまだ下積みです。災い轉じて福となすことが出來るかどうか。

6月12日

銀河鐵道の馬鹿野郎!またこの星に停車しやがつて!

6月11日

飮みに行く度に、自分の酒量が少なくなつたことを思ひ知らされます…。

6月10日

エロイラストを頑張つて描いて「エロ本」を作つてみようか、と馬鹿なことを考へ出した、今日この頃です。

6月9日

いろいろと繪を描いてゐます。僕が繪を描いてゐるといへばそれはいやらしい繪に他ならないのであり、これでいいのだらうかと、いつも通り惱み乍らの作業です。

昨日、まどか☆マギカのDVD2枚目、開封だけはしました。こんなことを日記に書くのはやはりをかしいと思ひ乍ら……まだまだアニメのはうを見直す勇氣が出ないのです。DVDを買ひ續けることは僕の中での決定事項なので、この際3枚目を入手したところで4話〜6話を續けて見ようか、といふ氣持ちに最近は傾いてゐます。

まどか☆マギカのDVDのパッケージに付屬してゐたノベルティのサウンドトラックCDだけ、PCのiTunesに讀み込ませてみました。曲名が全てラテン語なので驚き、これでは曲名の意味が判らないぢやないかとまた少し落ち込みました。そんな曲名を、トラック讀み取り時、iTunesは正確に反映しました。どこかの誰かがデータベース(?)に打ち込んでおいてくれたおかげなのでせう。有難いことです。

6月7日

早朝、自分のアカウントが何かに惡用されてゐる、といふ夢を見て、うなされました。まさかそんなことはないだらう、と思ひ乍ら、起きてiPhoneをいぢつて念の爲に問題がないことを確認し、出社迄また一眠り。變な寢方をしたことにより、久々に遲刻してしまひました。

6月6日

ラジオで聞いたところによると、この日は「樂器の日」なのださうです。

申し譯ないことですが、何だかイライラと仕事。ちよつとバランスを崩してゐるのかも知れません。

夜はコインランドリーへ、その爲、繪や何かについては進まなかつた日でした。

これより後の切端日記

これより前の切端日記

書いてゐる人:酒井景二朗